金はないが、就職祝いにこのくらいはと㊇千秋楽の配信を買った。
本当は木曜日の日替わり長谷部ソロとか自分が行った金曜とか、キミの詩サプライズとか鶴による一曲捩じ込みとかも見たいけれども、円盤まで我慢するので運営ちゃんは年始にでも花影ディレイとMVを下さい。
長谷部+長義の悲劇のインパクトもそりゃあ強いが、何はともあれ日替わり曲ゾーンの鼓膜の奥→ストレンジャー→Burn Outのコンボの熱量が半端ない。
しかしこのコンボを聞いていてつくづく思うのが、やっぱり私のヘキに刺さる曲はたいてい「顔のいい男が歌う、どうしてお前がと言いたくなるような不毛な恋の歌」なんだなと。ちなみに私が今までで一番ブチ刺さった曲は兼さんです。
なお単に「不毛な恋」を歌ったものでも、Rainy…は(めちゃくちゃいい曲だし歌唱力おばけだしバックスクリーンに意味深な藤の花出すしで大好きだけども)この枠に入ってないです。「え、お前が???そういう???何で????」感がないんだよな、長谷部だもんな。そんなこんなで『抱きしめて、雨』がブッちぎりだよ兼さん!
そういえばアンジェのキャラソンでも、ランディの『君のためにここにいる』とメルちゃんの『砂嵐』がドツボなんだよなぁ……
ちなみに前者は「明るく爽やか悩みなんてなさそうなスポーツ万能好青年」が「片思いの相手から恋の相談をされて、幸せを願っている相手の失恋をうっすら願ってしまう己の醜さ」をにじませつつもがく曲で、後者は「シリーズ唯一の女性声優担当の、大人っぽくなっても幼い頃の天真爛漫な弟キャラがにじむ少年」が「喧嘩から自然消滅してしまった元恋人の新しい恋人とのデートを目撃してしまって、まだずっと好きだという気持ちを抱えたまま自分だけが過去にも未来にも行けないまま置いてきぼりにされていることを眼前に突きつけられた」様を歌った曲です。
しかも双方とも声帯が歌ウマという。これでも所謂女性向け恋愛シミュレーションゲームの曲なんですよ、ええ。
やっぱり古来オタクは好きなんじゃな、「いや言っちゃぁ何だがお前のその面力(つらぢから)と内面で?なんでそんなことに??」って男の歌う不毛な恋の歌……